新築マンションを購入するということは、現実的にはほぼイコールその物件を「青田売り」で買うということになります。
おどかすつもりはありませんが、この「青田売り」がいかに人生における「冒険」であるかをよく認識して、準備を充分に整えてから「冒険の旅」に出発しないと、待ち構えている大きな「危険」(=物件選択の失敗)に、自分のほうから飛び込むような羽目になってしまいます。
新築マンション購入=「青田売り」の理由
新築マンションのほとんどが「青田売り」となっている理由は、おもに不動産会社側の事情です。
不動産会社は、マンション建設時において、まず土地の取得から入りますが、この段階で金融機関から大きく資金借り入れを行うため、金融機関に対する月々の多額の返済利息が発生します。
このため、マンションが立ち上がってから売り出すという悠長なやり方ができるほどの経営体力を持つ不動産会社の方がまれな存在であり、たいていの場合は、建築確認を取得後すぐに販売を開始する、いや「せざるを得ない」わけです。
したがって、現実には新築マンションの購入=「青田売り」という理解で臨まなければならないということをまずは肝に銘じておくのが良いでしょう。
新築マンション購入、大部分の人が同様の不安を抱える
新築マンション購入においては、まずはチラシなどの広告をチェックしているうちに気に入って、ないしは興味を引かれる物件を発見し、販売不動産会社に連絡のうえでモデルルームに出かけます。
そして販売担当者の説明、内装チェックなどを経た質問をしたうえで、購入を最終的に決断して、資金計画に基づいて契約をする、というのが一般的パターンです。